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使いこなそう

MBKT-ESP32モジュールには豊富な機能があります.

ファイルとバケットの操作

マイクロバケットでは「レコード」「ファイル」「バケット」と呼ばれる各単位でデータを管理します.

レコードはデータの読み書きの最小単位です. レコードは1つのタイムスタンプと複数個のデータからなります. レコードをまとめた単位をファイルと呼びます. 1つのファイルの中でタイムスタンプは重複できません. バケットは複数のファイルを管理する単位です.

MBKT-ESP32モジュール1個に対して1つのバケットが対応づけられています.

記録するファイルを変更する

複数のセンサを持つデバイスなど、ファイルを分けて記録すると便利です. まずNEWコマンドで空のファイルを作成してください.

NEW:TEMPLOG2019↵
OK

ファイルを切り替えるには USE コマンドを使います. USEコマンドを実行することで、その後のPOSTPUTなどの操作対象ファイルが切り替わります.

USE:TEMPLOG2019↵
OK

ファイルを削除する

ファイルを削除するには USE コマンドで削除したいファイルを選択し、 FDEL コマンドを実行します.

USE:UNUSED_FILE↵
OK
FDEL↵
OK

ファイルを削除するとファイルの中に記録されているレコードはすべて失われます.

ネットワークの設定

固定IPで利用する

IPCONFコマンドで固定IPを指定できます.

IPCONF:(IPアドレス):(サブネットマスク):(デフォルトゲートウェイIPアドレス)↵
OK

プロクシサーバーを使用する

PROXYコマンドでプロクシサーバを指定できます.

PROXY:proxy-server.net:3128↵ ← ホスト名:ポート番号
OK

MACアドレスを知る

MACコマンドでWiFi接続に利用される物理アドレスを取得できます.

MAC↵
OK:XX-XX-XX-XX-XX-XX  ←MACアドレス

GPIOの操作

ピンの値を読み取る

例としてGPIO4の値を読み取ってみます. まずIOCNFコマンドでピンを入力方向に変更します.

IOCNF:4:0↵
OK

次にGPIOコマンドでピンの状態を読み取ります.

GPIO:4↵
OK:1

ピンに値を出力する

IOCNFコマンドで出力方向に変更します.

IOCNF:4:1↵
OK

GPIOコマンドでピンの状態を設定します.

GPIO:4:0↵
OK

RTCとして使う

TIMEコマンドにより現在時刻を取得できます。 時計を持たないマイコンなどで簡易的に現在時刻を知る方法として便利です。 返却される値はUNIXTIME(UTC 1970年1月1日午前0時0分0秒からの経過秒数)です。

TIME↵
OK:1234567890